温泉一泊旅行で日常を抜け出してみる。
群馬と新潟の県境、猿ヶ京温泉へ。
朝6時に自宅を出発、花園インターから関越に乗り上里サービスエリアで朝食、月夜野インターで下りて国道17号をひたすら三国峠方面へ。
ちょうど苗場で行なわれているフジロック・フェスティバルの最終日にあたり、周辺の混雑が若干心配だったが、事前にネットで調べたらほとんど渋滞はないとのこと。実際に走ってみてもとくに問題なかった。
宿に入る前に三国峠を歩いてみようと計画していた。10年近く前にも一度歩いたことがあり、木段をのぼっていくと「お花畑」と呼ばれる場所があって、この時期ニッコウキスゲの花が見られるはずだ。
かすかな記憶をたどりながら三国トンネルの群馬側入口にたどり着き、登山道を探しだす。少し歩き出してみたが思っていたより道が険しい。山歩きとは無縁な同行の連れにはとても無理と判断。
しかも来る途中はピーカンの快晴だったのににわかに空がかき曇りぽつぽつ降り出してきた。今度下見がてら歩いてみようと思いながら今日は引き返す。やっぱり下見はしておくべきだね。とくに同行者がいる場合は。
時間が余ってしまったので峠道を下り、日帰り入浴施設「まんてん星の湯」に立ち寄り。その頃にはもう暴風雨状態だったが、ひと風呂浴びて昼食を食べ仮眠しているあいだに天候回復。少し走ってまだ3時前だったけどホテルにチェックイン。
観光らしい観光もしなかったが、まあ日常を抜け出せただけでもよかったかな。
たまには自分の生活を少し離れてみることって必要だなーと思う。客観的に少し引いた距離から自分の暮らしを見るとふだん見えないものが見えてくる。
旅行会社の添乗員をやっていたときは仕事ではあるけれど自分の日常を抜け出すことができたが、いまはなかなかそういう機会もなく。どっぷりと日常に浸かってると本当に自分が求めてるものが分からなくなる。
などと思いつつまたこの日常に戻ってこなきゃならないんだけど。ちょっと早めの夏休みも終了。あーあ。(と言いつつ年じゅう休みみたいなもんですが)