二足のわらじの立ち位置
さまざまな職を転々とするかたわら、文章を書いて収入を得るようになって7,8年。
いや、逆か。ライター業をしながら収入を補うためいろんな仕事をしてるというほうが正しいのか。
どっちがメインでどっちがサブなのか。ひとによっては収入の多いほうが正業だというだろう。
だとしたら僕の場合、ライターの仕事は副業にすぎないことになる。
うーん、こちらのスタンスとしてはずっと続けたい本業が書き仕事で、合間にいろいろ、他の職を渡り歩いてる感じなんだけど。
英語でいうならワークとジョブのちがいでしょうか。書くことはライフワーク。ちょっとかっけー(笑)。
1年半ほど続けてきた夜勤のバイトを先日退職した。
それまで昼間はライター仕事であちこち取材(毎日ではないが)、夜はバイトという生活パターン。原稿書くのはバイト終わってから24時間営業のファーストフードやファミレスで、書き終わると明け方ということもしばしばだった。
人の倍はたらいて収入は半分程度って感じだな。
ともかくライター一本では生活に困るので、退職後すぐに次のバイト探しにかかった。不況がつづき就職難といわれるが、選り好みしなければ僕みたいな中高年でもけっこう雇ってくれるところはある。ただ書く方も続けたいので昼は取材などにあてるため夜間の勤務にこだわった。
さいわいスムーズに希望の時間帯の仕事が見つかり、研修が終わればまた満足に眠れない生活に戻る。
今度の職場にそのまま骨をうずめてしまう可能性もないとはいえない。いや年齢を考えたらむしろそうすべきだろう。書くことなんかにこだわらないで。
仕事で書く文章というのは、正直あまり楽しくない。締切はあるし自分の書きたいように書くことは許されないし。当たり前か仕事なんだから。
書くことはあくまで趣味、楽しみとして、せいぜい個人ブログなどに好き勝手なことを書くぐらいで、それでよしと満足するか。
二足のわらじの間で、どちらに重心を置いて立つべきか。どうスタンスをとったらいいか。立ち位置が少し揺らいでいる。