blog-chronicle〈ブロニクル〉

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人生初の格闘技観戦!

 
人生初の格闘技観戦をしてきた。

地元の公共施設で行われた「DRAGON GATE」という団体の興行だ。

ふだんは真面目なお役所系の催しが多い場所での開催はちょっと場違いにも思えたが。

会場へ入ると、いつもは地味な特産品市なんかをやっているスペースの中央に四角いリングが。おお、草も木もない白いマットのジャングルだ(Byタイガーマスク)。

お客はこわそーなオッサンばかりかと思ったが、意外に20~30代が中心だった。女性の姿も目立つ。地元ばかりじゃなく、団体を追っかけてよそから来てるファンも多いのだろう。

リング上でMCの人がレフェリー紹介などを始め、レスラーたちが姿を見せる。みな気さくな感じで「〇〇さーん!」という客席からの声援にこたえている。

第1ラウンドのゴングを鳴らしたのは会場から選ばれた小学生の男の子。こんなところも一般受けを考えているようだ。

 

試合が始まる。激しくぶつかりあう鍛え上げた肉体の男たち。

意外に笑わせる要素も多い。というより、おもいきり笑いをとりにいっている。相手を挑発する言葉もギャグがまじってたり、女装のレスラーが相手の顔にセップンをかましたり。お約束のネタらしく客席も大ウケだ。ま、団体によってお笑い系だったりガチンコ勝負がウリだったり、それぞれ特色があるのだろう。

それにしてもスピード感はすごい。次から次へたがいにワザをかけあい、攻守が反転する。ロープを使って跳んだり支柱の上からジャンプしたり、レスラーのみなさん身が軽い軽い。リズム感やテンポ、身体表現などもどこかダンサーと共通する部分がある。

プロレスというのはある程度、虚構の演技性がつきものと言われており、まあ事前に試合の流れやワザの手順などもある程度打ち合わせてはいるのだろう。にしても段取りひとつ間違えれば大ケガする。そういう意味では真剣勝負だ。

 

第2、第3ラウンドとレスラーが入場、退場のたびに流れる大音響のロックサウンド。たぶんB'zかなにかの曲だ。振り返るとすぐ後ろに大型スピーカー。そして長テーブルが置かれ、Tシャツやパンフ、トートバッグが並べられ、物販コーナーができている。

試合の合間にレスラーのみなさんがサイン会や手売りをしていた。これも団体の重要な収入源なのだろう。間近で見てもものすごい筋肉美だ。


 

すべての対戦が行われたあと、リング上でレスラーたちの観客へのあいさつ、フリートークみたいなコーナーになる。

マスクで顔を覆ったひとりのレスラーさんは40歳の誕生日を迎えたばかりだという。46歳だという方もいて、人間、鍛えてればいくつになってもこれだけ動けるんだなと感心した。僕もサボらす真面目にジムへ通うことにしよう。いまからレスラーめざすわけじゃないけど。

翌日は後楽園ホールで興行があるらしい。ファンの人たちはまた追っかけてくんだろうな。

いろいろ発見の多かった人生初のナマ格闘技であった。笑いあり激しいアクションあり、そして和気あいあいとした雰囲気につつまれていた。

20代のころデパート屋上の仮面ライダーショーのバイトで戦闘員の役をやり、黒タイツ姿でボコボコに殴られたり蹴られたりしていた楽しい日々をちょっとばかり思い出した。