『ラッシュライフ』
一話め、かなりスプラッターなシーンあり。気の小さい人はご注意。
バラバラ殺人、盗み、夫と愛人の妻殺しなど、ミステリーではありがちな素材を使いながら、微妙にズラしていくのが作品の持ち味でしょうか。
ストーリーや登場人物は意外なところでつながっていて、みんなそんなに小さい町に住んでるのか!と突っ込みたくなります(笑)ポール・ハギス監督の『クラッシュ』みたい。
以前見たやはり伊坂原作の『フィッシュストーリー』では、時代を隔ててやはりいくつかのエピソードがつながっておりました。よく覚えてないが『アヒルと鴨とコインロッカー』もそんな感じだった気がする。
これらの伊坂ワールドからは、『因果応報』とか『風が吹けば桶屋が儲かる』みたいな言葉を連想します。『ラッシュライフ』の登場人物たちも、ところどころで神様の存在を口にします。
非常に映画化の多い伊坂作品。現物はまだ一冊しか読んでいないので、これからトライしたいです。