2012-07-01から1ヶ月間の記事一覧
我が家もやっとセカンドカーとして新しい車を買った。それまで10年以上にわたり乗り続けたボロ車は、引き続き僕が乗り続けている。新車は親父とお袋専用だ。最近の車は進化してて、ボタンを押すだけでエンジンがかかる。で、親父は毎日のように車で出かけ…
一読して「ああ、まさにこの人の症状って自分とおんなじ。やっぱりオレって自閉症だったんだ!」と、おのれの運命を嘆いた私でしたが、似たような感想を抱いた人はきっと少なくないことでしょう。だからこそ本書が話題を呼びベストセラーとなったのでしょう…
小学校に入学するかしないかの年ごろの僕にどうした風の吹きまわしか、親父は「書道」を習わせた。無論、字の上手な人間に育ってほしいという思いからだったろう。子どもだった僕は、書道の先生の書いた「お手本」に、少しでも自分の字を近づけようと懸命に…
先日ひどく疲れきっていたのかやけに早い時間に寝入ってしまい、夜更けに真っ暗な部屋でこつ然と目がさめた。それほど長い時間眠ったわけではないが、非常に熟睡したという感じがあった。そのせいか目ざめたとき、なんだか全身の五感がまだ世の中のことなど…
趣味らしい趣味もなく、定年後はほとんど家族以外の人と接触もなくなってしまったうちのオヤジだが彼の唯一の趣味といえるのが、近くにある「道の駅」への買い物である。毎日判で押したように車で出かけていき、特産物売り場で地元産の野菜を買ってくる。少…
たとえば現在に生きる僕らの目から見た明治や江戸時代と、当時暮らしていた人々が考えるその時代とでは当然ズレがあるわけで、同時代の視点でなされた時代観察、あるいは分析は少し距離をおいて客観的に見たのとはまた違う印象になるだろう。とくにメンタル…
「試合に勝ったらおっぱいをみせてあげる」 部活の担当教師(綾瀬はるか)とこんな約束をした弱小バレーボール部の男子中学生たちがおっぱいを見ようと奮闘する話…。 いかにもバカバカしそうなメインストーリーとタイトルで「見ず嫌い」を起こしている方も多…
感動的なストーリーにやたらアツい熱血主人公など、さいきん復活のきざしがみえる「クサさ」だが、ではなぜ80年代、あれほど「クサい」が嫌悪されたのか?それは当時、現実の世の中や人々の暮らしがクサイもので満ち溢れていたからだろう。ひたすらオシャ…
かつてはクサイと嫌悪された、ストレートに熱さを表現する物語が、最近ではまた好意的に迎えられているように感じる。時代の潮流がひとまわりして、ふたたび元へ戻ってしまったようにも見えるが、以前嫌われていた「クサイ」と現在ウケている「クサイ」では…
80年代、もっとも忌み嫌われた言葉のひとつに「クサイ」があったと思う。「クサイ芝居」という言葉はすでにおなじみだが、身ぶり手ぶりが大げさでわざとらしいという外面的な意味はもちろん思いや感情をストレートに表現することも「クサイ」とされ嫌悪さ…
人の言葉を理解し会話もできてしまうゴキブリたちと主人公が友情を築いていくトンデモ的作品。毒々しい色使い、安っぽい笑いのセンスがいかにもキッチュです。 以前、深夜に放映されていたのを何げなく見始めたら妙にツボにはまってしまい、ついに中古屋でビ…