初心にたちかえって…
古雑誌の山を整理していたら古いパソコン雑誌が数冊出てきた。 Win95や98の時代のものだ。 自分はわりに物を捨てられない性格なのだが さすがにこれはいらないなと思い 捨てる前にざっと中身のチェックだけしようと表紙をめくってみると 巻頭特集は「パソコン初心者のための講座」。 まずはじめの項目は「パソコンはどこに置いたらいいの?」。おいおい、そんな基本のところから入るのか。 畳の上にノートPCを置いて寝そべりながらカタカタ叩いている自分の姿を思わず反省。 それ以降も基礎的な概念や用語の解説が続くが、ふだん自分も正確な意味も知らずに使っている言葉などもあったのでバカにしたもんでもなかった・ さらに印象的なのは、パソコンを(たぶん初めて)購入した人々が誌面に登場して、 嬉しそうな顔で愛機とともに写真におさまり、 「パソコンをマスターしたらインターネットをやりたい、メールも送りたい、イラストも描いてみたい」 などと夢を語っていることだ。今では当たり前にできそうなことばかりだけど。 今から十数年前、パソコンを始めるということは何と夢に満ちあふれたことだったのだろう。 初めてパソコンが自分の思い通りに動いた時の感動を忘れずに、 閉じたPCのフタの上におせんべいの皿をのせといたりするのはやめましょうね、と自分に言い聞かせる。 |