ハマショーを聴きながら。
浜田省吾に「愛の世代の前に」という曲がある。
アルバムタイトルにもなっているナンバーだが、以下の文章は浜省とはあまり関連がない。
「愛の世代の前に」というフレーズから連想した、というか妄想した件についてです。タイトルに釣られてきてしまった皆さん、ごめんなさい。
さて、僕から見ればカレシ、カノジョをつくることが人生の最大目的みたいに日々を過ごしている現代の若い人たちは、まさに「愛の世代」という印象を受ける。
それでは愛の世代の前には何があったのだろうかと、自分なりにつらつら考えてみた結果、
「ゼニの世代」というのがあったのではという結論が出た。
文字どおりゼニを稼ぐことが絶対の価値観で、
高度成長からバブルの時代まで、目の色を変えてカネを追い続けた世代だ。
で、さらに「ゼニの世代」の前はというと、
「メシの世代」があったんじゃないかと。
戦中戦後の食糧のなかった時代、とにかく食うことしか眼中になかった、ちょっと気の毒なジェネレーションだ。
あくまでこれは、その世代が過ごした当時の社会に行きわたっていた、大多数の価値観として考えてますので、
オレは違う!という人がいても全然オッケー。
自分を振り返ってみると、「ゼニの世代」と「愛の世代」のはざまあたりのような気がする。
タテマエ上は愛を絶対的価値としながらもやっぱり本音は、オカネが大事だよ~みたいな・・・なんか元も子もない感じですが。
ウチのオヤジは、間違いなく「メシの世代」ド真ん中だ。
朝起きてから夜寝るまで、あれを食うだのこれを食うだの1日中騒いでおり、
メジに対する執着はすさまじいものがある。
そのわりに高級な料理の知識は皆無に等しくて、
とにかく腹いっぱいにさえなればそれでいい、みたいな。カナしいなー・・・。
不景気が続くなか、今の若者はお金なんかそれほどなくても、
それなりに楽しく暮らす知恵を身につけているようだ。
カレシ、カノジョと部屋でまったり過ごすとかね。
さて、愛の世代の次にはどんな世代が産声をあげるんだろう。
浜省のあの曲を聴くたびに、そんなしょーもないことばかり考えてしまうのであった。