東京近郊の田舎町暮らしのライターあるある。-sio_note-
テーマ▶クリエイト
さて、僕は東京近郊の片田舎でほそぼそとライター業を続けている。
書く仕事をしながら、ふだん感じている「あるある」をここに列挙してみよう。
題して《東京近郊の田舎町暮らしのライターあるある。》
●同じ業界の人間が身近にいない。都内在住のライターにくらべ人脈が途絶えがち。
●取材にかかる交通費がハンパない。
●取材等で都内へ出たときは終電が早いので帰りを急がなければならない。飲み会等の交流も最後までおつきあいできない。
●コンサートや美術展など文科系のイベントにめったに足を運べない。
●映画や演劇、音楽などサブカル的な話題ができる相手が身近にいない。
●資料として入手したい本が地元の書店に置いてない。
●原稿書きに適当な喫茶店がない。外で原稿書くときはたいてい子どもが大騒ぎしているマクドナルドだ。
●そもそもオシャレなカフェみたいな店がない。昼食はたいてい吉牛か山田うどんだ。(注・山田うどんは埼玉が発祥)
●メディア業界の人っぽい服装をすると周囲から浮いてしまう。着ているものはいつもユニクロかしまむらだ。(注・しまむらも埼玉発祥)
●文具を買うのは丸善池袋店みたいなオシャレなステーショナリー・ショップではなく、いつも100均のダイソーだ。(ダイソーの発祥は香川県高松だ。埼玉とはあまり関係がない)
●近所の人から「このひと昼間からブラブラしてるけど仕事は何してるんだろう」と怪しい目で見られる。
●以上のようなことから性格がヒクツになりやすい。
……いかがでしたでしょうか。ご笑納いただければさいわいです。
いろいろと地元をバカにしてしまいましたが、そもそもライターなんて低賃金な稼業なので東京で暮らすよりコスト面では恵まれてるかもしれません。
そのぶんハングリー精神にいまひとつ乏しく、そのため収入が上がらないという悪循環に陥ってることも否めないでしょう。
ほかに無理していいところをあげるとするならば、地元ではメディア関係で働いてる人があまりいないので、「ライターやってます」というと異常に関心を持たれたりすることでしょうかね。
でも、それほどたいした仕事はしてないので「何書いてるの?」とか興味シンシンで聞かれてもあまり胸を張って答えることができず、「な~んだ」みたいに相手の関心が目に見えて引いていくのが分かったりします。
一流の仕事をしているライターのみなさんの前で、とても「ライターです!」なんてムネを張って言えませんが今後も情報発信(というかネタ発信)を続けていきたいです。
※本NOTEの元ネタになったブログです。よろしければご覧ください。→