ライター40歳定年説ってほんとなの? -sio_note-
テーマ▶クリエイト
文章を書いてお金をもらえるようになったのは40歳を過ぎてから。
いやー、ここまで来るのはほんと長かったわ。
といっても、それまでずっと文筆で食べるために努力していたわけではなく、
そうですねー、20年ぐらいはサボってましたねー(恥)
20代から30代にかけて意味もなくアルバイトを転々とし続け、
たまたま眺めていたタウンワークに、いまお世話になってる会社のライター募集が出てたのを見つけ、
ほんとにひょんなことからこの業界の片隅にもぐりこんでしまった。それも40過ぎてから。
「フリーライター40歳定年説」というのが同業さんのあいだでまことしやかに囁かれていて、
それにしたがえば僕なんか、定年後の第2の人生みたいなもんだ。
たしかに「ライターとして少しでも稼ぎたい! 収入UPさせたい!
そのためにはどんな仕事でも引き受けるぞ‼」みたいなガッツはなくて、
まあ、好きなことを書いて少しでもお金の足しになればいいかなーみたいな、年寄りの小遣いみたいなスタンスだ。
逆に言えば、この年齢になると、自分の書けるもの、書けないものがなんとなく判断ついてくるので
やはり自分の明るくない分野に乗り出してクオリティの低いものを書いてしまうのは申し訳ない、僕よりずっとその世界にくわしい人にゆずりたい、という気持ちが強い。
未知のジャンルに冒険したい思いも十分あるんだけど。
ライターはある程度のキャリアを積んだら「なんでも書きます!」という姿勢より、
自分の得意な分野をさだめ「○○に関しては誰にも負けんぞ」というものを持ったほうがいいように思う。
「○○について書いてもらうならこの人」と評価されるようになれば、それに関する依頼が自然と向こうからやってくる、と先輩ライターの方も言っていた。
……にしても、ハンパな人生を歩んできた自分に、いったいどんな得意ジャンルがあるのだろう?
ほそぼそと仕事を受けつつ、今は模索を続けている途中です。
<フリー画像byはむぱんさん
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