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足立区・オン・マイ・マインド③「足立区はガラが悪いのか問題」-sio.note-

第1回、第2回で、足立区にまつわる僕の少年時代の思い出をほんの少し書いてみました。

ですが、いつまでもノスタルジーにひたってはいられません。このへんで現実に目を向けてみましょう。

 話はいよいよリアルな足立区の姿に移ってまいります。

はたして現在の足立区の評判は……。

 とりあえず「あまりガラはよくない。ヤンキーや暴走族多い、生活保護受けてる家庭多い、公立の学校の学力低い……」等々、あまりいいイメージはないようです。

 半面、魅力的な部分がまったくないわけでもない。下町っぽくて庶民的。住んでる人たちも気取ってなくて親しみやすい。古い面影もそこかしこに残り、ホっとできるという声も多い。

 足立区で生まれ育ち、その後別の土地に移り住んで外側からこの街を眺めるようになった僕には、足立区を愛するひと、逆にバカにするひと、両方の気持ちが分かる気がします。

 それだけ足立区は個性が強いのでしょう。前回も書いたように北と南でも風景が大きく変わる。一方はちょっとヤバめな都会のダウンタウン、もう一方はのどかな田園。まったく相反する顔を持っています。

 この二面性、それこそが足立区を特徴づけていないでしょうか。

 僕自身、生まれ育った足立区をいとしく思いながらも、この街につきまとうさまざまな悪評のためにストレートに好きだと言いきることをためらってしまう。まるで初恋の相手みたいなのです足立区は。

 この街について語るとき、どうしても触れないわけにはいかないネガティブなイメージ。あえてそれを否定するつもりはありません。

 そのような負のイメージさえも受け入れてしまうところが足立区の器の大きさなのだと思いたいです。

 次回以降もそんな足立区のさまざまな顔を、魅力も欠点も、僕自身の記憶や体験も含めて語ります。

 東京以外にお住まいの方、上京したばかりの方、東京に住んでても足立区方面は警戒して寄りつこうとしない方たちも、ぜひこの街について理解を深めていただきたい。知ってください、わが心の足立区を!

 それではまた。

 

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