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発達障害に対するあいまいな自分のスタンス -sio.note-

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 NHKではいま発達障害プロジェクト』というキャンペーンをやってて、さまざまな番組をまたいでこの障害を取り上げている。

 ここ数年、急速に認知され始めた発達障害

 有名人や大企業のトップが積極的にみずからの症状を告白し、一部では発達障害に対し「追い風が吹いている」という声も聞く。

 まあ有名人がカミングアウトすれば障害があってもプラス材料になるだろうが、一般人が告白してもそれはマイナスポイントにしかならないだろう。

 有名人は「発達障害」以外の部分で広く知られていて、障害は属性のひとつに過ぎないけど、一般人は、たんなる「障害者」でしかないわけで。

 しかも有名人は障害が才能に結びつくことが多いが、ただの人にとり障害は不便でしかない。

 僕自身、発達障害のチェックリストを見ると、あまりにも症状があてはまりすぎる。自己診断ではどうもADHDのようだ。

 医療機関で検査を受ければ白黒はっきりするのだが、まだ受診したことはない。

 「障害者」枠におさまることへのためらいもあるが、なによりもこれは生まれつきの特性で、治療して治るもんじゃないという理由が大きい。いまさら検査で明らかになったって意味ないじゃん、てやつ。

 子供のころから失敗ばかり繰り返してきましたからね。周囲からはバカにされ、社会に出てからもとんでもないミスを繰り返し、叱られたり仕事をクビになったり、恥の多い人生でしたby太宰。

 それでも長年世間を渡ってくれば、自分の弱点もよくわかってくるし、それをカバーするテクニックにも長けてくるもの。

 仕事を選ぶときも最初から自分に向いてないものは選ばない。苦手なものは避けて通る。まあこれは誰もがそうでしょうけど。

 というわけでいまさら検査を受ける必要も感じないが、生きづらさがまったくないわけでもない。グレーゾーンを行ったり来たりしてる身です。どっちつかずのコウモリ野郎っす。

 そんなボーダーライン上の人間が、もっと深刻に悩んでる方々をさしおいてこの障害について語るのはいかがなものかというのもある。

 ちょっと前「障害を言いわけにしたくない」というポスターが物議をかもしました。

 あの言葉はけして健常者から障害者に対し言ってるのではなく、障害者自身が自分を叱咤激励するための言葉なのだろうと解釈し、自分はさほど気にならなかった。

 僕自身、障害があったとしても、できるだけそれを言いわけにしたくないほうだ。もちろん症状が深刻ならどんどん言いわけしちまえばいいと思うけど。

 というようなあいまいなスタンスなので、ややためらいもありますが、発達障害について話しあう機会や場所があれば、積極的に関わるつもりはあります。必要とあらば検査だって受けましょう。

 いざ検査してみたら障害があるわけじゃなくて、ただ能力が低いだけだって結果が出たりしてね(笑)。

 

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