晴天のへきれき。
2、3日前の朝、なにげに新聞を開くと
松本清張賞決定という記事があり、
その受賞作のタイトルに見覚えがあったので思わず二度見。
なんと、以前ぼくが某小説講座を受講してたころ、別の受講生が提出していたゼミの課題作だったのだ。
その受講生の方とは面識はないのですが。いやー、まさかあの講座からプロデビュー者が生まれるとは‥‥。
考えてみればその作品は執筆段階から講師も大絶賛していたから、今回の快挙も納得の結果だったのかもしれない。
正直いって悔しいという気持ちはありますよ。
それは受賞されたこの方にではなく、
いろいろと理由をつけては書くことから遠ざかっている、自分自身に対する悔しさだ。
この方だって、今回の栄光を勝ち獲るまでは、そうとうの努力をかさねたはずだ。講師の方のバックアップはあったにせよ。
振り返って自分を見ると、とてもそんな努力をしているとは思えない。インプットにせよアウトプットにせよ。
書くことと無縁なこの日常に不平不満を並べながら、なかなか書こうとせずにいる、そんなおのれがたまらなく腹立たしい。
今回のことはダメダメな日常を過ごしている自分を鼓舞させる、いい機会になった。
最後にひとこと、作家ぶってもよかですか?
「面識ありませんが坂上さんおめでとうございます。こっちも負けずに頑張るで!」