不覚。
妹夫婦が娘を連れて遊びに来るというので、
連休初日から二日目にかけては部屋の中の片づけに追われた。
来客でもないことには、家の中はちっとも片づかない。
妹夫婦が来る当日の午前中までかかって最後の追い込み。
みんなで過ごすだろうと思われる居間のほうがほぼ完ぺきにきれいになる。これでなんとか安心だ。
正午をまわり、妹たちはまだ来そうにない。GWは道が混んでいるのだろう。
昼飯を食べたら、いつものように眠くなり、きれいになった居間の畳の上で寝てしまった。
午後3時近く、人の声で目がさめる。
妹たちがもう来ているみたいではないか。
あわてて飛び起きて居間を出、もうひとつの洋間へ行ってみると、両親と妹夫婦が談笑中。居間で僕が寝てたもんだから、遠慮して洋間のほうにいたようだ。
洋間はふだん僕がおもに使っていて、居間と較べるとそうとうに散らかっている。今回も、客が来たら居間に通すだろうと思って、洋間の整理はてきとうにすませておいたのだ。
乱雑な室内を妹夫婦に見られ、赤面。せっかくがんばって家の中をきれいにしたのに、不覚であった。
それにしても、お客が来ると家の中をキレイにするって風習、どうしてですかね。
まあたしかに散らかったところを見られるのは恥ずかしいといえば恥ずかしいが、
お客の前で「ふだんから私たちはこんなに片づいた清潔な環境で暮らしてます」アピールをそこまで徹底しなくてもいいのではと思う。どうせ付け焼き刃はミエミエなんだから。
テレ東の人気番組『家ついてってイイですか?』でも、家についてこられた人々がスタッフが入る前に急いで家の中を片づける場面がよく出てくる。あれって番組的には、散らかってるほうが人となりが見えて面白いんじゃないかと思うけど。
とはいえやっぱり、サッパリと整理された環境で生活するほうが気分はいいに決まっている。今回妹たちが訪れて、せっかく家の中がきれいに片づいたのだから、できるだけこれを維持したい。
とはいうものの、ひと月もたたないうちにもとに戻っちゃうんだよね~……。