大地震は社会復帰のチャンス・・・?
当然のことではあるが引きこもりというのは、ライフラインがしっかり整っていないと成り立ちにくい行為である。
電気や水道、ガスはもちろん、社会との唯一の接点となるテレビやパソコンのネット環境、
あるいは三度のご飯を差し入れてくれたり、忠実なパシリとなってコミック雑誌を買ってきてくれる母親とか(笑)。
今回の震災では、ご承知のとおり各地でライフラインが寸断、大混乱となった。
電力状況も好転しておらず、この夏あたり、また大規模な停電が懸念されている。
これらのライフラインが途絶えることは、引きこもりにとってまさに死活問題。
地震の影響で外の世界へ出ていかざるをえなくなった者たちを危ぶむ記事がUPされている(livedoorニュース)。
うーん、僕も引きこもりとまではいかないけど、ニートに近い生活を送っていた時期はある。
その経験から言うと、引きこもりやニートたちは自宅にこもりながらも、
どこかで現状が変化し、再び行動できるようになるきっかけを求めている部分がある(そうでない人もいるだろうが)。
今回の震災はある意味、そんな彼らの背中を押すきっかけとなったのではないだろうか。ややネガティブなパワーではあるが。
震災の被害をTVでまのあたりにし、こうしてはいられないと思いつつ手をこまねいている者もいるだろう。
ぜひほんの少しの勇気をもって動き出してほしい。
地震のおかげで既成の社会システムも、あちこちほころびが生じているようだ。
金もコネも持ち合わせていない人間にとっては、世の中にもぐりこむ絶好のチャンスではないかと思うのだが。
from「日本の震災が「引きこもり」に与える影響」on『livedoorニュース』