大地震 みんなで不便ならこわくない?
少し前の読売新聞に「節電で生活が不便になることはけして衰退ではない」とする香山リカ氏のコラムがあり、なるほどなあと納得させられました。
ただ気になるのは都会と地方の格差の問題で、
同じ節電しても都会よりイナカの方がより生活が不便になってしまうのではという心配が若干ある。
早い話、コンビニがいくらでもある都会では自販機の電源切ってもそれほど困らないが、田舎ではけっこう不便を感じてしまうだろう。
そのへんのバランスに配慮しつつ節電していただきたいものだ。
たまたまネットで、「不幸には強いが不公平には弱い日本人」という論考を見つけ、これにもなるほどと感心いたしました。
はじめに計画停電が始まった時も、不公平だという批判の声がさんざん上がったもんです。
誰もがひとしなみに不幸であれば、自分も何とかガマンできる。敗戦後のひどい暮らしだって、日本全体がそうだったから、みんな何とか耐えられたんじゃないだろうか。
被災地の大変さを知りながらも、一方で相変わらず不自由ない生活を続けている場所があれば、やはり不満のひとつぐらい出てしまうでしょう。
今回の地震は地域の格差を押し広げる形となり、直接被害がなかったにしろ、衰退が進んでいるところからじわじわと持ちこたえられなくなっていくのではないだろうか。深刻なのは、むしろこれからのようにも思います・・・。
不幸に強くて不公平に弱い日本人:マリコ駆ける!:ITmedia オルタナティブ・ブログ