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どーする実家? どーする本の山? ~本でつながるシェアハウス -sio.note-

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 下北沢の書店Bookshop Trabellerに足を運び、「本でつながるシェアハウス」というイベントに参加してきました。

 埼玉の田舎に住んでるという重いハンデがあり(笑)、出版系のイベントには興味がありつつもなかなか顔を出せません。

 シモキタは久しぶりでBookshop Trabellerさんもいままで足を踏み入れたことのない一角にあったので、田舎モンは借りてきたネコ状態です。

 今回のイベントは「本でつながるシェアハウス」を運営している井田岳志さんのお話です。

 僕自身、シェアハウスやゲストハウスというライフスタイルには以前から関心がありました。

 まあ、自分もそれほど社交的な人間じゃないし。よほど気の合う相手でなければ一緒に生活することは難しいだろうな―と思い、具体的に行動したことはありませんでしたが。

 ほんとのところ現在の生活にはもう飽き飽きしておりまして、何か変えたいなー、新しいことを始めたいなーというのは常にありまして。

 いまは築40年を越える実家で両親と同居してますが、このさき親がいなくなったら、この一人で住むには大きすぎる家をどうしよう、

 将来的には改造してコミュニティスペースみたいにしてみようかなどと、あてもなく考えてみたりします。でも人が集まりそうにねーなー(笑)。

 また、家の中を埋め尽くす大量の本(プラスCDやDVD)をどうしよう、なにかいい整理法のヒントもつかめるのではないかと、今回のイベントに足を運んだわけです。

 Bookshop Trabellerの和氣正幸さんとともに登壇した井田さん。それまで勤めていたゼネコン業界を辞め、シェアハウス運営に乗り出した経緯や入居者の日常の様子などをざっくばらんに語ってくださいました。

 シェアハウスの場所は、なんとあの住みたい街ナンバーワンの吉祥寺。駅から徒歩20分の静かな住宅地の中だそうです。

 共有スペースの棚には1000冊ほどの本があるそうで、これらは井田さんや住人の方が持ち込んでシェアしあっているそうです。

 シェアハウスに住んでみたいけど、いちばん気になるのは変な入居者と一緒にならないかということ。

 こればかりは運を天にまかせるしかないかもしれませんが、井田さんの場合は入居者を募集しているホームページ http://on-the-rooftop.com/sharehouse/detail/#detail6 などに、あえて皆が楽しそうに生活している写真を載せないようにしているそうです。これがフィルタリングの役割を果たして、わりとプライベートを大事にして他人に迷惑をかけない人が集まってくるのではという分析でした。

 本を読むというのも個人的な行為です。シェアハウスというと人とのつきあいが煩わしいのではと二の足を踏んでしまいますが、本好きが集まるシェアハウスは、個人の領域がきっちり確立されているようです。

 井田さんも一人の部分を大事にしたいタイプのようで、こんな方が運営するシェアハウスなら、人づきあいの苦手な僕でも住めるかもな―と思ってしまいました。

 「ひとつの場所に定住したくない」というのが井田さんがシェアハウスを始めた動機にあるようですが、そのへんも自分と共通してるかもしれません。都会の生活もキツいけど田舎暮らしも不便そうだ。あえてどちらかに決めないというのもアリな気がします。

 デヴィッド・ボウイも生前、ロジャーという生き方(?)を提唱し、世界中を転々としていたようです。そんなライフスタイルに憧れつつ、深夜、シモキタから書物に埋もれた寝ぐらに帰宅して、ため息をつく僕でありました。ジャンジャン。

 

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