blog-chronicle〈ブロニクル〉

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ライターってどうよ?

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あいかわらずライターになりたいという若い人たち(あるいは、そうでない人たち)も多いみたいだ。ライター養成をうたう講座や「あなたもライターになりませんか」みたいな広告がネット上にはあふれている。

 

実際ライターをやってる人間からすると、ライターってそんな憧れるような職業か?  っていう疑問もある。

 

たしかにフリーライターって会社に毎日出勤する必要もなく、言葉どおり自由な雰囲気があるけど……

 

ネットでよく見かけるライター募集などの詳細を見ると、一記事書いて100円、しかも週に何本以上書けみたいな低賃金高ノルマな案件が山のように出てくる。

 

これってまさにブラック労働じゃね? それでもみんなやりたいわけ?

 

たいがいそういうのってWEB記事の求人で、結果的にネット上ではコピペだらけの粗製乱造な文章があふれるわけだけど。

 

それでもライターというのはみんなの憧れの対象になってるのだろうか。

 

ライター業についてるという人が実名を伏せて、ライター業界の内幕、現状のひどさについて暴露しているのをネット上でもよく見かける。

 

これだけその実情がさらされているのに、それでもまだライターに憧れる人たちは後を絶たないのだろうか。

 

ま、ライターは自分で名刺でも作って名乗ってしまえばすぐにでも始められると昔から言われてます。

 

だけどそれと、じゃぁ仕事が順調に入って生活に困らないかってのはまったく別問題で。

 

僕なんかもライターを続ける一方で、いろんな仕事をかけもちしながらなんとかしのいできた。

 

正直ライターなんかしなきゃ暮らしぶりはもっと楽だったと思うが。

 

それでも続けてきたのは、やっぱり書くことが好きだったからで、正直、書くことが三度のメシより好きな人以外はこの業界に来てほしくないという思いがある。ライターやネット記事のレベルダウンをこれ以上助長してほしくない。

 

ライターを目指す人には性格的に自己表現したい、自分をアピールしたいという人が多いのも事実だろう。

 

これは今をときめく職業であるユーチューバーの人たちにも共通する気質ではないかと思う。

 

あの人たちも当たればとんでもない収入が入るらしい。それをめざしてユーチューバーを始める人が増加している。

 

あの人たちの世界も、ライターを自称する食えない人たちが山ほどいるWEB記事業界に少しずつ近づいているのでは、という気がする……。

 

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