blog-chronicle〈ブロニクル〉

あちこちのブログ、HPに書きちらかしたエントリを一本化。

考えすぎると、ウツになる。

日々過ごしていて充実感が感じられなかったり、

何をする気もわかない時期が続いたりというのが

自分にとってはそれほど珍しいことではなかったので

うつ病とか、その患者さんの話を聞いても

「あー、そういうこともあるよねー」ぐらいの感想しか持てず

オレってデリカシーがないのかなーと思いつつも

「それって本当に病気なのか、たんなる落ち込みじゃないのか」みたいな疑念はどうしても頭をかすめてしまう。

数日前ツィッター上に「うつは甘えだ!」という発言への批判があったり、

日曜の読売新聞で「正常な悲哀とうつ病はどこが違うのだろう」というコラムを見かけたりして、

またもやこのクエスチョンが脳内で膨らみ始めた矢先、

同じ日曜夜に「ここまで来た!うつ病治療」というNHKスペシャルが放送されたので、

録画してざっくりと見てみた。

アメリカでの研究報告が番組のほとんどを占めていたようであったが

さすがは唯物主義、行動主義の国だなと感じさせ、

人間の心など脳神経、脳細胞の活動結果にすぎない、みたいな科学者の言葉を思い出した。

悲しいから涙が出るのではなく涙が出るから悲しいのだ、みたいな。

また脳に電極を突き刺す、というかなり大胆なうつ病治療の新技術も紹介しており、

感情すら人為的にコントロールできるのだ(と彼らは考えているのだ)とあらためて感じさせられた。

まあ酒やドラッグと五十歩百歩というわけだな。

とりあえずなんでもかんでも投薬、みたいな精神医療のあり方には少なからず疑問を感じているのだが、

もし心の問題がこうした器質面への働きかけで解決するなら

言葉によるなぐさめなんて何の意味もないのではと思ってしまった。

うつ病の人にやたら「がんばれ!」と励ますのも逆効果だって言うしね。

いろいろ考えてたら、うつになりそうだよ・・・。

 

blogs.yahoo.co.jp