地デジは快適!?
地上デジタルに完全移行してそろそろ1年。
さいきん家の中が以前にくらべ、なんとはなしに居心地がいい。
いろいろ考えてみたが、利由はどうも地デジ化にありそうだと気づいた。
完全移行の直前、我が家もご多分に洩れず地デジ対応TVを買ったのだが、
そのときどうした風の吹きまわしか、ケチで有名なうちの親父が一度に二台も同じ機種を買いこみ、
一台は居間に、もう一台は2階の自室へと置いたのだ。
それまでもTVのチャンネル権はほとんど親父にあり、
他に趣味らしい趣味もない親父は、1日じゅう居間で自分の好きなTV番組を見ていたのだが、
2階にTVを置いてからというもの、ほとんど階下へ降りてこなくなった。
自室にこもって好きな番組を見たいだけ見ている。
顔を合わせる機会が減って、それだけ家で過ごす時間が快適になったというわけ。風が吹けば桶屋が…みたいな話だ。
また親父は耳が遠いせいもあり、家じゅうガンガン響きわたるほど大音量でTVをかけるので、
その音源が2階へ移動しただけでも家の中はだいぶ静かになった。
1分に一度は繰り返される親父の咳払いを聞かされることもだいぶ少なくなったし。あー極楽極楽。
TVの番組にはほとんど興味を失ってしまった僕だが、別の意味で地デジには感謝している。