blog-chronicle〈ブロニクル〉

あちこちのブログ、HPに書きちらかしたエントリを一本化。

3. 3日坊主かも……

1日3枚小説、こうやってみると毎日3枚ずつ書くというのは意外と大変だ。

 正確には「書くという作業に集中する時間を確保することが大変だ」。

 やはり、どうせ書くならば精神的にいいコンディションで書きたい。1日のうちでそんな時間はなかなかない。

 意識的に、というわけではないが、初回と同じ時間帯、同じ場所に自分を置いてみた。両親はエコスポへ行って留守。とりあえず、あのトランス状態を思い出すために、まだ手書きのままだった第1回をPCに入力した。

 変換ミスが多く入力がはかどらない。あまりコンディションよくない証拠だ。それでも少し打ち込み続けているあいだにしだいに道筋が見え、助走に勢いがつき始め、テイクオフしかける気配があったので入力を中断してPCを閉め、手書きに移行した。

 両親が帰ってきた。もう夕食になる。久しぶりにジムで走ったせいもあり、体は心地よく疲労している。というより眠い。メシ食って腹があったまったらダウンしてしまうだろう。自分としてはそれを待望している部分もある。今日は10時から夜勤。そのために少し寝ておきたい。

 次の書き出しを考えながら少しうとうとしかけていた。ラジオの音は聞こえているので自分でも眠りかけていることに気づいていない。夢うつつとはこういう状態だろう。こんな精神状態のときに面白いものが書けそうだ。

 簡単には眠れない事情もある。米満講座、地域新聞はじめ、やらなければならないことが山積みだ。夕食後、眠くなるまでの間に少しでもそれらを片付けておく。特に米満講座はもう明日に迫っており、未知の相手にインタビューするという重大な局面を控えている。少しでも下調べをしておきたい。

 夕食を食べ、居間へ来る。コタツに横になる。少し寝ておきたい。明日朝までもつか自信ない。体は馴れてきた感じがある。仕事中眠くなることもない。次から次へ仕事があるのでそんな余裕はない。けっこうあっけなく次の朝になる。仕事に馴れたら気分もダレてくるのだろうか。

 とりあえず寝とくか。そうも今回オチにたどりつかない感じだ。小説ですらない役に立たない文章、無駄に言葉を並べてる気がしてくる。ただ日記を書くときよりは少し掘り下げた思考ができるようだ。

 夜のバイトへ入った。午前2時に休憩。30分は短い。うすら寒い事務室。モニターの何分割もされた画面に書く方向から店の中が映し出されており当然この事務所も真上から撮られている。いったい誰に見られているんだろう。どこかの警備会社の一室か。そこには自分と同じように夜通し働いている人間がいるのか。

 さして敵意もないがきっと心が通じ合うこともない。薄明の中にひそむ灰色の、顔のない人たち。