blog-chronicle〈ブロニクル〉

あちこちのブログ、HPに書きちらかしたエントリを一本化。

4. カラオケ屋の夜

 1日3枚といいつつ3日間書いたら12,3枚になった。短編小説にすればほぼ1章分の長さだろうか。とりあえず序章という感じだ。初期設定を説明しただけで物語はまだ何も動いていない。

 

 米満講座で土曜の都内へ出てきた。これからインタビューの場に赴く。

 地域新聞では手抜きのインタビューをけっこう手がけているが、ある意味ここでは自分の真価が試される。とはいえリラックスしていつもどおりにやろうと思うが。そんなにたいしたことをするわけじゃない。相手の話を聞けばいいだけだ。しょせん自分の実力以上のことはできない。

 講座のあとの飲み会。いつもそうだが騒々しいだけで得るものは何もない。家にも帰れず朝までカラオケでもやろうと思い越谷で途中下車し新しいビルのシティベアーは入ったが、音が悪くて曲の少ないダム部屋をあてがわれ途中でイヤになってやめちまった。聞いたらジョイサウンドもあるらしい。最初に言えよ店員。まったくいいことねえな。仕事はたまってるし。いいことねえなまったく。

 ライター講座なんてダマされた。若いの集めてギョーカイゴッコでもやってろよ。時間と金をムダにした。人脈なんてちっとも出来やしねえじゃんか。

 俺のまわりには人なんか寄ってこねー。いつの頃からか人の輪というものにほとんど入れなくなってしまった。入ったとしても自己を一切出さず借りてきたネコのようになっている。人にいわせりゃ俺はコミュ障に間違いない。コミュニケーションしようとしないのはどっちだっていいたいけどね。

 俺はもっと自分によくしてくれる世界へ行くべきだ。そういう世界がどこかにはあるだろう。たどり着けるかはわからないが。不満をぶつけるはけ口もない。おとなしくしてりゃそれでいいもんだとされ。

 俺ぐらい素直で聞きわけのいい人間はいないぜ。気晴らしにカラオケでもやろうと思ったらこのザマだ。いいことなんか何にもねー。

 こっちは落ち込んでるヒマなんかねー。夜が明けりゃ取材だし書かなきゃなんない原稿はたまってるし毎晩朝まで夜勤だ。

 とりあえず帰って休むことが最優先だ。体をこわしたら一番つまらない。この世に価値のあるものがないなら、なにも思いわずらう必要はない。米満講座もライター業も本当に価値を感じているかといえば、いない。とにかく仕事につなげればいいだけだ。