blog-chronicle〈ブロニクル〉

あちこちのブログ、HPに書きちらかしたエントリを一本化。

人生はまあまあだ~NANA SEE DAYS

たんなるコピーからオンリー・ワンへ。

小学校に入学するかしないかの年ごろの僕にどうした風の吹きまわしか、親父は「書道」を習わせた。無論、字の上手な人間に育ってほしいという思いからだったろう。子どもだった僕は、書道の先生の書いた「お手本」に、少しでも自分の字を近づけようと懸命に…

アフターダークの奇譚。

先日ひどく疲れきっていたのかやけに早い時間に寝入ってしまい、夜更けに真っ暗な部屋でこつ然と目がさめた。それほど長い時間眠ったわけではないが、非常に熟睡したという感じがあった。そのせいか目ざめたとき、なんだか全身の五感がまだ世の中のことなど…

カネの切れ目は縁の切れ目?

趣味らしい趣味もなく、定年後はほとんど家族以外の人と接触もなくなってしまったうちのオヤジだが彼の唯一の趣味といえるのが、近くにある「道の駅」への買い物である。毎日判で押したように車で出かけていき、特産物売り場で地元産の野菜を買ってくる。少…

クサイ復活(3)

感動的なストーリーにやたらアツい熱血主人公など、さいきん復活のきざしがみえる「クサさ」だが、ではなぜ80年代、あれほど「クサい」が嫌悪されたのか?それは当時、現実の世の中や人々の暮らしがクサイもので満ち溢れていたからだろう。ひたすらオシャ…

クサイ復活(2)

かつてはクサイと嫌悪された、ストレートに熱さを表現する物語が、最近ではまた好意的に迎えられているように感じる。時代の潮流がひとまわりして、ふたたび元へ戻ってしまったようにも見えるが、以前嫌われていた「クサイ」と現在ウケている「クサイ」では…

クサイ復活。

80年代、もっとも忌み嫌われた言葉のひとつに「クサイ」があったと思う。「クサイ芝居」という言葉はすでにおなじみだが、身ぶり手ぶりが大げさでわざとらしいという外面的な意味はもちろん思いや感情をストレートに表現することも「クサイ」とされ嫌悪さ…

くつろげない店。

情報紙取材の合い間、時間に少し余裕があると喫茶店に立ち寄ったりする。もちろん休憩がメインの目的だが、心からくつろげたことはめったにない。食事やコーヒーを飲み終わったら、そそくさと出たくなることがほとんどだ。店が混んでいて騒々しいとか、もっ…

BLUE MONDAY

めずらしく、情報紙取材の仕事も、ディスカウントストアの夜間バイトもない1日フリーの休日があった。といって、どこかへ出かけるとか、何か大きな買い物をするとかいうこともなく午前中は家にこもり午後はそのへんを車でブラブラといういつもと変わらない…

オヤジの話はヘビーローテーション。

一般にオヤジの説教は長いものとされている。子どもの頃の僕を叱るオヤジの説教も延々と続くものだった。長いだけでなく、プラス「ワケが分からなかった」。ダラダラやたら長いので、しまいには何について怒られているのか分からなくなるのだ。だからオヤジ…

祭りのあと。

ツィッター上ではすでに何度かPRさせていただきましたがおそれおおくも芝居の台本というものを書かせていただき、今月はじめ、4日間にわたり上演されました。遅くなりましたが、その御報告を。演出家の先生も言っておりましたが、芝居がひとつ終わったあ…

テンション低い関西人。

「関西人」というと、明石家さんまに代表されるように非常にテンション高く、ツッコミのキツい人たちというイメージが定着しているけど一方には「テンション低い関西人」の系譜もあって、この流れに属するのは、芸人でいえば奨福亭鶴瓶、ダウンタウンの松本…

ほんとうの優しさ。

取材で視覚障害の方に話をうかがった。はじめに名刺を渡すべきかどうかちょっと迷ったが、ふつうに受け取ってもらえたので余計なとりこし苦労だった。ふつうに生活していて途中から視力を失ったという60過ぎのその方は、当初は自宅にこもりきりだったとい…

地デジは快適!?

地上デジタルに完全移行してそろそろ1年。さいきん家の中が以前にくらべ、なんとはなしに居心地がいい。いろいろ考えてみたが、利由はどうも地デジ化にありそうだと気づいた。完全移行の直前、我が家もご多分に洩れず地デジ対応TVを買ったのだが、そのと…

システムトラブル!

連休最後の夜、明日から仕事のメールがバンバン来るぞー、というときになって、パソコンのシステムトラブルが発生した。ウインドウズを起動しても画面は真っ暗。メッセージが一行「アプリケーションが見つからないのでインストールし直してください」といっ…

僕の人生はいま何時ぐらいだろう。

休みの日、朝起きて「今日は時間がたっぷりある」というときの気分はいいものだ。さて何をしよう、どんな楽しいことが待っているだろうなどと期待で夢もふくらむ。しかし昼どきを過ぎ、結局何をするわけでもどこへ遊びに行くわけでもなくダラダラしているう…

名ばかり市民。

駅前が再開発された。それまで立ちはだかっていた幽霊ビルみたいな廃墟が撤去され、だだっぴろいだけで何もないロータリーに変わった。コンビニ一軒あるわけじゃなし、かえってとんでもなく殺風景な空間に変貌してしまった感じだ。しかもこのロータリーにつ…

監視社会。

中学校の演劇鑑賞教室というのにお邪魔した。体育館2階が一般の席になっていて、正面に舞台、下の方に生徒たちが並んで座っている。上から、同じ制服を着た集団が一糸乱れずに整然と並んだ光景を見ているとああ自分たちもこうだったっけなーと中学時代の感…

記事にできなかった話。

仕事でとある方の講演を聞いた。その方は十代の性問題についてくわしく、かつてテレビの「金八先生」で上戸彩が性同一性障害の生徒の役をやったとき、そのストーリーづくりにも協力したそうだがはじめの脚本では、あの女生徒はオランダの学校へ留学してしま…

あれから1年・・・

身辺が忙しく活字の本を読む時間がなくなってきた。図書館で本を借りても期限までとても全部読みきれない。で、写真集などビジュアル本を借りることにした。まずはロバート・キャパの写真集『戦争・平和・子どもたち』キャパといえば戦場の報道写真で有名だ…

初心にたちかえって…

古雑誌の山を整理していたら古いパソコン雑誌が数冊出てきた。Win95や98の時代のものだ。自分はわりに物を捨てられない性格なのだがさすがにこれはいらないなと思い捨てる前にざっと中身のチェックだけしようと表紙をめくってみると巻頭特集は「パソコン…

マックにCDを取り込む。

馴れないマックに手こずりながら、とりあえずCD取り込みなどを始めた。僕が買ったマックブックAirにはディスクドライブがついておらず、本体と一緒にマック用のディスクドライブも購入。本体同様シルバーカラーのメタリックな外観でスロットにCDを挿入しよ…

考えすぎると、ウツになる。

日々過ごしていて充実感が感じられなかったり、何をする気もわかない時期が続いたりというのが自分にとってはそれほど珍しいことではなかったのでうつ病とか、その患者さんの話を聞いても「あー、そういうこともあるよねー」ぐらいの感想しか持てずオレって…

電化製品の法則。

自分はひそかに「電化製品の法則」みたいなものがあるのではないかと思っていて、それは「何か新しい家電をひとつ買うと、それまで使っていた家電のひとつが調子が悪くなったり、こわれてしまう」という困ったジンクスだ。なので何か新製品を買うときは要注…

プロバイダ三つ股かける。

中古といえどマックブックAirは高い。割引してもらう条件に、飛ぶ鳥を落とすいきおいのワイマックスにも加入することになった。何から何まで総とっかえだ。はじめはPC内のデータを整理するつもりだっただけなのに。ネット接続を一本化しようと、今まで…

いきなりMacユ-ザー。

「アイポッド」を入手したはいいが、手持ちのパソコンにアイチューンズを入れたら使いものにならないくらい重くなってしまった。すでに5年以上使用していてハードディスクもほぼ満杯。プリンタだのデジカメのアルバムだのいろんなソフトウェア、アプリが一…

PCライフ変動の予感。

ふと「アイポッド」を買おうと思いたった。外出時は携帯で音楽を聴いているのだが容量は少ないし、PC内のRI●MOの音楽ファイルも整理がつかなくなってきたので携帯とアイポッドでファイルを仕分けようと考えたのだ。新着の曲と定番の愛聴ナンバー、みた…

水戸黄門終了。

長寿時代劇『水戸黄門』シリーズ、とうとう終了を迎えるようだ。ツィッターでもつぶやいたけど、このドラマには「長期政権下の世の中で終身雇用に守られヌクヌク生きていたオヤジが、何も考えず惰性で見ていたマンネリ番組」という印象しかない(ひどい書き…

ブログとは別モノ。

NACK5「ファンキーフライデー」を聞いていたら「正月に たてた目標 なんだっけ?」という川柳を紹介していた。年頭に本年の目標をたてた方も多いと思うが、挫折はしていないでしょうか?新しい年から日記を書き始めようと決心する人も多いようだ。僕も…

ボツ原稿の冷却期間。

「真夜中に書いたラブレターは、送る前にもう一度読み直せ」みたいな格言(?)があるが、イキオイに乗って書いたものは、醒めてみると恥ずかしくて、とても人サマに見せられたもんじゃないという戒めである。公私に渡りけっこう文章を書き馴れてしまい、自…

「震災失業」

Y売新聞の今日の夕刊に「被災3県 失業手当切れ4000人」という見出し。これまで震災特例で受給期間が延長されてきたが、2月末までに仕事が見つからなければ給付が終了となる人の数は4000人にのぼるという。一週間ほど前、NHKで『震災失業』とい…